幼児期の子どもたちは、まさに好奇心のかたまりです。
作品を絵の具で色を塗っていても、絵の具を出すことが楽しくて、ちっとも筆でのばそうとしなかったり
絵の具の混色が楽しくて、どんどん色を重ね、一カ所だけ真っ黒になっていたり
バケツの色水が楽しくて、作品そっちのけで色水をつくるために筆に絵の具をつけたり
そんな“面白い”と思ったことに夢中になっているときの子どもたちの顔は、とてもキラキラしています。
作品を完成させることも大切ですが、制作過程でどんなことを面白いと感じ、どんなことに夢中になったのかもとても大切です。
作品を完成させることをよしとするのではなく、一緒にその感動を味わうことを保護者の方にもしてほしいと思います。
子どもの成長には、回り道も道草も必要不可欠です。
大人がついつい作ってしまう、目的地まで最短距離のその道に、子どもにとって魅力的な宝物は落ちていません。
どれだけ回り道をして、
どれだけ道草をして、
心躍らせるものに出会ってきたか、が
その子の好奇心と意欲を伸ばす秘訣なのです。
成長することを焦らず、
まわりの子と比べず、
お子さんに寄り添い、共感することを一緒にしていけたらと思います。
至らない点もあると思いますが、どうぞよろしくお願い致します。
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