幼児、小学生のための造形教室
想像力を刺激する充実の70分
わくわくドキドキの冒険にでかけよう!
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1週目 おもちアート
新年最初のレッスンは、みんなの大好きな粘土遊びです!
まずは、絵本『おもちのきもち』を読みました。
「お正月におもちは食べたかな?今日はおもちで遊ぶよ!?」
と言って白い丸いものを見せると…
「粘土だ!」とすぐに子どもたちにバレました 笑
まずは、粘土をのばしたり、ちぎったり、フワフワの粘土の感触を楽しみながら、形をつくっていきます。
それから、細長い板に粘土を貼っていき、色を塗ります。
今回は伸ばした粘土を板に貼って作品をつくるという、自由度の高い制作でした。
抽象的な世界を楽しんだ作品、具体的なものを形にした作品、出来上がった作品は十人十色。
幼児の子どもたちは、粘土を貼り、色を塗るという行為そのものを楽しみます。
年齢があがるにつれ、頭で考えて具体的なものを作るようになりますが、まずは行為そのものを楽しむというのが大前提です。
なので、お子さんの作品を見て何をつくったのか具体的にわからない場合、「何をつくったの?」と聞くのではなく、「この形が素敵だね」「この色がきれいだね」といったように、保護者の方が作品を見て感じたことを伝えてあげてください。
「何をつくったの?」と聞かれると、何か(具体的なもの)を作らなくてはならないと捉えかねません。
小学生は「どうしようかな?どんな形にしようかな?」とまずは頭でイメージしてから制作にとりかかる子が殆どですが、どの子も自信を持って、のびのびと自分の作りたいものを一生懸命作る姿が印象的でした。
2週目 毛糸であそぼう!
まずは、絵本『アナベルとふしぎなけいと』を読みました。
この絵本、お話自体の面白さもありますが、何といっても絵がとても綺麗です。
毛糸をつかったレッスンで…と1年以上あたためていた絵本がついに日の目を見ました 笑
子どもたちもどんどん絵本の世界に引きこまれ、終わった後には「面白かった!」という声もありました。
我が家の次女も、もう何度も読んでいるおススメの絵本です。
今日は毛糸で遊ぼう!ということで、まずは毛糸を部屋中に張り巡らせます。
「クモの巣みたい!」ととても楽しそうな子どもたち。
どんどん毛糸が増え、歩くのも大変に。
クモになって遊んだり、毛糸に触れないように進んでみたり、寝転んで毛糸を眺めたり…各クラス思い思いに楽しみました。
それから、幼児クラスは木の枝に毛糸を巻き付け、それぞれ好きなものをつくりました。
さっきまでの大はしゃぎとは一転、集中して制作にはげむ子どもたち。
目や口、手足などをつけて、人形のようにしたり、剣や銃にしたり。
お気に入りの作品ができたようです♪
小学生クラスは、様々な大きさの板から好きな大きさを選び、まずは釘を打っていきます。
はじめて釘を打つ子も、最初は恐る恐るでしたが、最後には随分上達していました。
完成は来週。どんな作品ができるか楽しみです!
3週目 ロウのオブジェ
今回の絵本は『こねてのばして』。
絵本のように、粘土をこねてばして…
1週目で使った粘土とは違う種類の粘土に、
「おもいね」「冷たい!」と違いを感じながら粘土の感触を楽しみました。
粘土をのばしたら、割りばしで粘土に跡をつけていきます。
直線で様々な模様が描きだされました。
それから、ロウを粘土の上に流し込み、固まるのを待ちます。
どんな形になっているか、ドキドキしながら粘土をはずすと…
「わ!すごい!」「きれい!」と完成を喜んでいました。
ちなみに、今月は全て“線”をキーワードにレッスンを展開していきました。
粘土を線状にして描きいた1週目。
毛糸を張り巡らせ、空間に線を作った2週目。
そして、線で描いた模様で作品を作った3週目。
一言で“線”といっても、その表現方法は無限にあります。
ひとつの言葉からうまれた、様々な表現方法を体感した1ヵ月となりました。