幼児、小学生のための造形教室
想像力を刺激する充実の70分
わくわくドキドキの冒険にでかけよう!
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1週目 大きな木
幼児クラスは絵本『まるをつくる』を読み、“まる”という形の理解を深めるところからはじまめした。
今月のテーマは円、円柱ということで、まずは円柱スタンプを楽しみました。
黄緑、オレンジの絵の具をガムテープ芯につけて、大きな紙にペタペタと円の模様をつけていきました。
しばらく円のスタンプを楽しんでいると、ガムテープ芯の側面に絵の具をつけてコロコロと転がして遊び始める子がいます。
それを見た周りの子も、「面白そう!」と真似して遊びます。
一人では浮かばなかったアイディアが、数人集まることで生まれ、さらに発展していき、円だけでなく色々な模様がうまれました。
黄緑とオレンジの絵の具もいつしか混ざり合い、画用紙がにぎやかになったところで、色水の登場です。
今度は、赤、オレンジ、黄色の色水を塗っていきます。
真っ白だった画用紙はいつの間にか秋の色に。
紙を乾かしている間に、発泡スチロール球に色を塗り、木の実を作りました。
具体的な果物を想像して作る子もいれば、自由に想像を膨らませてオリジナルの実を完成させる子もいました。
最後は円のスタンプの紙をビリビリと破いて、葉っぱにして、木の実とともに大きな木に飾り、秋の季節にふさわしい木が完成しました。
大きな木の完成に喜びあう子どもたち。
一緒にものを作ることで、意見がぶつかり合い、けんかをすることもあります。
けれど、一緒に面白さや楽しさを共有しながら、一人ではできない大きな作品を作ることの喜びを感じることができるのが、集団制作の醍醐味です♪
2週目 レモンの木
教室に入ると、実のなっている木が!
この実はなに?みかん?と子どもたちは興味津々。
中には、匂いをかいで「レモンだ!」とわかる子も。
レッスンのはじまりは、絵本から。
『うえきばちです』という絵本はダジャレ満載で子どもたちに大ウケでした。
絵本は植木鉢にのっぺらぼうを植えていたけど、教室の植木鉢には木がはえているね。
今日はレモンの木を描くよと話して、道具の使い方を説明しました。
早く描きたい!と子どもたち。
のびのびとレモンの木を描いていました。
出来上がった絵を並べると、どの作品も個性的でとてもステキ!
子どもたちどうしでも、「○○ちゃんの絵すてきだね!」「すごいね!」とお互いの作品を鑑賞しあう場面もありました。
前回のレッスンで、みんなで大きな木を作りました。
リアルに作り込むことよりも、制作する過程で、自由に想像することを楽しむレッスンでした。
個人で作った実も、甘い実、すっぱい実、毒の実‥実際にはないけれど、こんな実があったらいいな、とイメージの世界を楽しみにました。
そんなレッスンを経て、今回のレモンの木。
本物の木を前にしても、躊躇することなく表現することを楽しみ、さらに想像力を膨らませて描いている姿がとても印象的でした。
3週目 円のコラージュ(ロウ)
10月最後のレッスンはロウを使って制作をしました。
まずは、トレイに赤、青、黄色…色々な色のロウを好きなように流し込みます。
少しずつ慎重にロウを入れる子、ドバっといっきに入れる子と性格が出る場面でした(笑)
ロウを流し込んだら、少しづつロウが固まってきます。
表面が固まっても、中はまだ液体のまま。
指でそっと触ると大丈夫ですが、少し強くおすと中の液体がでて「熱い!」となります。
(火傷をする温度ではありませんので、ご心配なく^^)
子どもたちは、時間とともに変化する様子を興味深そうに観察していました。
ロウが少し固まってきたら、紙管で円の型をとります。
円と型を抜いたまわりの形を、再度トレイにおいて自由に構成していきます。
模様ができたら、最後に透明のロウを流し込み、ロウが固まるのを待ちます。
固まるのを待つ間は、余ったロウで遊んだり、円転がしなどをして楽しみました。
最後に、トレイからロウをそっと出してみます。
透明のロウを入れたときに沈んでしまった色のロウが、底の面から見ることができ、
「わあ!すごい!」「きれい!」と完成した作品を見て喜んでいました。