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2025.11 四角

1週目:四角のコラージュ

今回は、絵の具をたっぷり使ったダイナミックな表現あそびから、コラージュ制作へとつなげて楽しみました。

まずは、大きな紙をみんなで囲み、思いきり絵の具を使って色を広げていきます。
子どもたちが筆や手を動かすたびに、白い紙があっという間にカラフルに変身していきました。

絵の具だけでなく、四角いスタンプを並べて押したり、スタンプをくるっと回して円を描いてみたりと、道具の使い方も自由。
「どうなるんだろう?」というワクワクから、夢中で試す姿が見られました。

できあがった1枚の大きな絵は、次の活動へ。
子どもたちが自分たちで四角に切り、画用紙に貼ってコラージュ作品にしていきます。

思ったままに自由に貼っていく子もいれば、何かの形に見立てて構成していく子もいます。
どちらのやり方も正解です。

この活動では、
・試しながら表現するおもしろさ
・自分の手でつくり出す達成感
・自分のイメージを形にする楽しさ
を存分に味わうことができます。

アートに正解はありません。
子どもたちの「やってみたい!」を大切にしながら、世界にひとつだけの作品が生まれました。

2週目 幼児クラス:木端のオブジェ

幼児クラスでは、積み木のような立方体・直方体の木端を使って、立体作品づくりに取り組みました。
はじめは自由に積んだり、壊したりを繰り返しながら、形の安定やバランスを“体で学ぶ”時間。
倒れたり、うまく立たなかったりする経験を通して、自然と試行錯誤する力が育っていきます。

「こんなのできた!」「見て見て、高いでしょ!」と、挑戦するたびに新しい形や発想が生まれ、空間認識や創造力がぐんぐん広がっていく子どもたち。
思い通りにいかない瞬間もありますが、「じゃあ次はこうしてみよう」と気持ちを切り替え、粘り強く取り組む姿が印象的でした。

十分に遊んでイメージがふくらんだところで、今度は木端をボンドで組み合わせて立体作品を制作。
形ができたら、色を塗って仕上げます。

最後まで集中し、自分だけの作品をつくり上げる子どもたちの表情は、とても誇らしげでした。

2週目 小学生クラス:四角のオブジェ

小学生クラスでは、細長い棒を組み合わせてつくる立体オブジェに挑戦しました。
まずは、90センチの角棒を4本にカットし、四角形の枠組みづくりからスタートします。

「正方形にするには何センチで切ればいい?」「長方形なら、どの長さを何本用意すればいい?」
まるで算数の学びのような時間に、少し頭を抱えながらも、どのクラスでも上の学年の子が自然と教えてくれる姿が見られました。異学年で助け合う、温かな時間です。

枠組みができたら、次は平らな棒の色付け。
赤・青・オレンジ・紫…色とりどりの色水に棒を浸して染めていきます。
色を混ぜたり、重ねたり、虹のようなグラデーションにしたりと、それぞれの工夫が光りました。

色がついた棒は、四角い枠に貼りつけていきます。
棒が重なり合い、四角形の中に美しい模様が浮かび上がっていく様子は、まるでアート作品そのもの。
「考える力」「手先の巧緻性」「色彩感覚」など、たくさんの学びが詰まった制作となりました。

3週目 幼児クラス:段ボール遊び

幼児クラスでは、大きな段ボールを使ったダイナミックな造形遊びを行いました。
まずは段ボールをトンネルに見立て、くぐったり通ったりしながら全身で素材に親しみます。

その後は、たくさんの段ボールを自由に積んだり、並べたり、つなげたり。
前回の木端制作の経験を思い出しながら、形をつくっては壊し、何度も試す姿が見られました。
お気に入りの形が見つかると、ガムテープで固定して作品づくりを進めていきます。

できあがったのは、迷路のような秘密基地や、お城のようなお家など、どれも子どもたちの発想が光るユニークな作品ばかり。
色を塗ったり窓をつけたりと、想像がどんどん広がり、作品が発展していく様子が印象的でした。

最後は完成した作品で思いきり遊び、あっという間の1時間となりました。
素材に触れながら試行錯誤する楽しさを存分に味わえる活動となりました。

3週目 小学生クラス:紙袋のデザイン

小学生クラスでは、オリジナルの紙袋づくりに挑戦しました。
「どんなお店の紙袋にしよう?」という問いかけから、パン屋さん、お花屋さんなど、子どもたちの“こんなお店があったらいいな”というイメージをふくらませていきます。

まずは、2枚の画用紙を使って紙袋の形をつくるところからスタート。
途中で少しむずかしさを感じる子もいましたが、完成した姿を思い描きながら、最後まで丁寧に取り組む姿が見られました。

形ができたら、いよいよデザインへ。
子どもたちの発想が存分に表れた、個性あふれる紙袋が完成しました。

月1クラス:絵画

今月の月1クラスは、じっくりと絵画に取り組むレッスンを行いました。
子どもたちは用意したモチーフをよく観察し、「デッサン」か「絵具」か、自分が表現したい方法を自由に選んで制作を進めます。

デッサンでは、鉛筆だけで色や質感をどう表すかを試行錯誤。
大きな紙に描くのは初めての子も多く、描いては直し、また描き足しながら、少しずつ本物の姿に近づけていく姿がありました。

絵具を選んだ子どもたちは、色を混ぜる過程を楽しみながら、微妙な色の違いや変化にも気づき、思い思いの表現に挑戦しました。

それぞれが自分のペースで制作に向き合い、気がつけば2時間。
長い時間集中して取り組むことで、集中力も確かに育っていることを感じられるレッスンとなりました。

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