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“正解”を求め過ぎると子どもは動けなくなる


以前働いていた造形教室に、こんな子がいました。


制作をしていて、

「ああしてみたい」「こうしてみたい」という気持ちはあって

作りながら、色々なことをやっている。


先生、こうしたいんだけど

先生、やっぱりこうしたいんだけど


色々なアイディアは出てくるのに形にならない…


そして、自分でそれをやろうとするのではなく、

まわりの講師に最初から頼ろうとする…


その子は形にすることを避けているようでした。



完成という形をだすのが怖い。

そんなふうに見えました。



なぜか?

それはまわりの大人が“正解”や“理想”を求めすぎてきたからです。


間違えたらお母さんをがっかりさせるんじゃないか…

期待に添えなかったら何か言われるんじゃないか…


子どもはとても敏感に相手の気持ちを感じます。

特に自分を育ててくれている相手に対してはとても気をつかっているのです。


子どもは自分が1人では生きられないことを知っています。

だから、親の気持ちを本能的にくみとろうとするのです。


その子のお母さんも厳しい方でした。

きっと“きちんと育てなければいけない”そんな思いで、

一生懸命だったのだと思います。



でも、子どもが親の顔色をうかがい過ぎているのに気がついたら、


正解にこだわり過ぎていまら、


子育ての軌道修正が必要かもしれません。


間違えることが怖くて、

自分では何も決められない。

そんな子になって欲しいと願う親はいないはずです。



答えが決まっている世界では、子どもの創造力は発揮されません。

そして、「間違えてはいけない」という思いが子どもを更に窮屈にさせます。


間違えてもいい、 そのままのあなたでいい、


子どもたち、ひとりひとりの個性を認めてあげられる、

こども造形教室クノスペはそんな場所でありたいと思います。 

もっと自由に

もっと伸び伸び

育っていく…

その先にはきっと、

その子らしい活き活きとした未来が待っていると信じて。

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