私の子どもの頃をふり返ってみると、
何も長続きのしない子でした。
習い事もいくつかしていたけれど、
特に夢中になるものもなく、小学校生活を終えました。
そして、私が人生で一番初めに夢中になったなぁと感じるのが中学の部活。
ダンス部でした。
大学、社会人時代の友人に言うと笑われます。
え?ダンス部?!似合わない!踊れるの?!
と散々な言われようです 笑
でも、初めてと言っていいと思うのですが、
自分で決めた事だったのです。
習い事も中学受験も親の進められるがままにやってきました。
なので、どこか他人事というか、
夢中になれない自分がいました。
それから、人生をかけて夢中になったのが(大げさですが、当時はそんな勢い)美大受験。
初めて自分で自分の進路を決めました。
(中高一貫校だったので、高校はそのまま受験せずに進学でした。)
やっぱり、自分で選択したことって、一生懸命できるんです。
その後の仕事も、“やりたい”と思えたからここまで進んでこられたのだと思います。
ふと、自分が子どもの頃にやってきた習い事を思い出しても
何も得たものはなかったのではないかと思ってしまいます。
(もちろん、習い事が悪いのではなく、私が悪いのです。)
いろいろやっていましたが、ひとつも長続きしなかったし、
“面白い”と思った記憶がありません…。
“面白い”と思わないから上達もしませんでした。
そんな私がなぜ子どもの習い事の先生をやっているのか…突っ込みどころ満載ですが 笑
造形活動はどんな子にとってもプラスになると信じているから、
造形教室をやっているのだと思います。
造形活動はみんなに平等です。
得手、不得手もないし
向いている、向いていないもないし
センスがある、センスがないもありません。
なぜなら造形活動は遊びの中に存在するものだから。
遊びに夢中な子どもたちは、出来る、出来ないなんて気にしません。
とにかく夢中になって遊ぶのです。
そこに、たくさんの学びがあり、成長があります。
大人が教えなくても、子どもは自分で育っていきます。
“面白い”が子どもの可能性を伸ばします。
もし、お子さんがどんな習い事にも夢中になれなくて、
それでも、何か夢中になれるものを見つけて欲しい…と思うなら、
うちの教室にぜひ来てください。
クノスペは、
絵や造形の技術を教える教室ではありません。
造形活動を通して、子どもが成長をする場です。
自信のなかった子が、
いつも大人の指示をあおいでいた子が、
“面倒くさい”が口癖だった子が、
自信をつけ、
自分で考えて行動し、
積極的に物事を楽しめるようになります。
そんなふうになったときに、
自分のやりたい事、
夢中になれる事、
辛くてもがんばれる事が他に見つかったら、
喜んで背中を押してあげたい。
「あなたならできる」と。
自分で考えて工夫できる子は強い。
物事を積極的に楽しめる子は強い。
だから、
新しい道でもきっと大丈夫。
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