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他の子と比べてしまうなら…



「先生、うちの子全然言葉が出ないんですけど。

他の子は結構しゃべってるのに…!」


もうすぐ2歳のお子さんをもつお母さんから、

先日こんなご相談を受けました。


母親というのは、どうしても自分の子と他の子を比べてしまいがちです。

気持ちはとてもわかります。


あの子はあんなにできているのに、


うちの子は…


というふうに比べてしまうんですね。


でもね、


言葉がどんなに早く話せるようになっても

結局、大半の子は普通に話せるようになります。


小学校に上がる前に

足し算ができても

結局、大半の子は足し算ができるようになります。


だから、

いつできるようになったか、に焦点をあてない方がいい。


それよりも、

どんなふうにしてそれができるようになったがが大切。


お散歩中に子どもが犬を指差したら

「犬だね。かわいいね~。」と大人が代弁してあげたり


たくさん話かけたり


たくさん絵本を読んだり


お話をすることが楽しい

お話を聞くことが楽しい


子どもがそう思うことがとても大切。

(もちろん遅すぎる子には注意が必要ですが。)



親に言われて仕方なく勉強して

足し算ができるようになった子と


出来るようになることが“面白い”とか

もっと知りたいとか

きっかけは与えられたものでも、

自分の意思でできるようになった子では


伸びるスピードが全然違う。


たとえスタートが遅くても、

自分の意思で学んでいる子は

あっという間に“面白さ”を感じていない子を追い抜いていきます。


だから、

他の子と比べるよりも、


自分の子が今どんな経験をしていて

それによってどんな気持ちでいるか


を考えてあげていいれば、それでいいんじゃないかなぁと思います。



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