クノスペのものづくりには、ある程度の『枠』をもうけます。
ある程度の『枠』があることで、
ものづくりがあまり得意ではない…と思っているお子さんも、
無理なく造形活動を楽しめます。

例えば、
四角い木端が目の前にたくさんあって、
さあ、これで自由に何でもつくっていいよ
と言われたらあなたはどう思うでしょう?
ものづくりが好きで、いろいろな作品をつくっている人なら
ワクワクしながら、つくり始めることができるでしょう。
しかし、大半の人は躊躇してしまうのではないでしょうか。
子どもだって同じです。
自由が子どもの主体性や想像力を伸ばすとは限りません。
一歩間違えれば、自信を失うことにもなります。
では、四角い木端をどこまで高く積めるかやってみよう!
と言われたらどうでしょう?
それから…
その中から好きな形の木端をまずは7つ選んでみよう。
それを繋げたり、積み上げたりするとどんな形ができるかな?
次は、ボンドで全部合体させよう。
絵の具で色をつけてみよう。
クノスペの造形活動はこんなふうに、ある程度の『枠』にそって進んでいきます。
活動の中でひとつの素材、形を様々な角度から見ることを経験し、
じっくりとその素材や形と向き合って作品を作ります。
だから、誰でも造形活動を通して新しい発見や経験ができるのです。
ちなみに…
クノスペの『枠』というのは、
「今日はこんなのを作ります。このつくり方は…」
とつくり方や技法を制限するものではありません。
あくまでも、こちらの意図をふまえた『枠』です。
はみだしてもいい『枠』です。
なので、最終的にどう表現するかはその子によって違ってきます。
まさに十人十色。
毎回どんな作品に出会えるか、ワクワクしています。
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