本当の成長って…

最終更新: 2018年2月6日

次女の育休中のこと。


長女を連れて公園へ行く機会が増えました。

長女は2歳半くらいの年齢でした。


長女はその頃お砂場が大好きで、よく遊んでいたのですが…


お砂場で遊んでいても、

すぐに大人の指示がとんできます。


「それはお友だちのでしょ」

「勝手にとっちゃダメよ」

「ほら、泣いちゃった。ごめんねでしょ。」


「どうしておもちゃ貸してあげないの?」

「お友だちにどうぞしてあげなさい。」


もう干渉と指示のオンパレードです。


でも、何も言わないわけにはいかないですよね。

わが子がお友だちに(ましてや初対面の子だとなおさら)

迷惑をかけていたら、注意するのは親として当たり前です。


だけど、まだ自分のおもちゃ、人のおもちゃ、の区別がつかない子どもに

「人のものをとっちゃダメ」と言ってもわかるはずありません。


逆に自分のもの、人のものという概念が理解できてくると、

自分のものを人に貸したくないという気持ちがでてきます。


ましてや、今日初めてあった知らない子は、友だちじゃないし、

自分のおもちゃが取られちゃいそうで、貸したくない気持ちになるのは当たり前です。


長女はその頃、ちょうど物を貸したくない時期でした。

だから、誰にも貸さない。

人の物は借りるのに、自分の物は貸さない…。


親としては非常に気まずい状況でした。

長女に注意しても仕方ないとわかっていながら、注意して…


帰り道で「何でお友だちに貸してあげないの?」

とぶつくさ言う事もありました。


なんとなく、私が面倒臭くなってしまい、公園に行くのを避ける時期もありました。


子どもには子どもの世界があります。

だから、本当はどんなに小さな子でも、大人があれこれ言うことはないのです。

もちろん、怪我をさせてしまうなどの危険がないように見守ることは必要です。

でも、友だちとのやりとりは自然に子どもは学習していきます。


ましてや、自分のモノを誰かが使っていて、気にしていない子に

「貸して」と言う必要はないのです。

子どもの世界ではそれが成り立っています。


大人はどうしても先まわりして、

「勝手にモノを取る子になってしまう!」なんて思いがちですが。


そんなことはありません。

必ず「ダメ!」「返して!」と言われる経験をします。

そこで初めて「貸して」という言葉がでてくるのです。


だから、私の教室では指示や干渉は最小限に、

子どもを見守ります。


ごめんね、とか

いいよ、とか


言えるような子になって欲しいけれど、

言えばいいと思うような子にはなって欲しくない。


物を貸したくなければ貸さなくてもいい。

だけど、貸して貰えなかった子の表情を見て何かを感じて欲しい。

それを見た誰かが自分が使っているものを貸してくれるかもしれない。

そしたら、貸してもらえた子の表情を見て何かを感じて欲しい。


そうやって、ゆっくりゆっくり、いろんな事を感じて、

人の気持ちを考えられる子になって欲しい。


それが本当の成長だと思うから。

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