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2025.06 四角

1週目 幼児クラス:ロウのアート

冷たい氷と、とろとろのロウを使って、世界にひとつのアート作品を作りました。
まずは「これはからあげ!」「こっちはトマト!」なんてお話をしながら、お弁当箱に見立てた容器に、大小さまざまな氷を詰めていきます。
どんな形になるか、想像がふくらむ楽しい時間です。
そこに温かいロウをそっと流し込むと…
氷の近くのロウはすぐに固まり、ロウの熱で少しずつ氷が溶けていきます。
その様子を、目をキラキラさせながら観察する子どもたち。

氷が溶けてできた空間に、今度は好きな色のロウをたらり。
「赤と青を混ぜてみよう!」「黄色を入れたらきれいかな?」
偶然できた形と、自分で選んだ色が重なり合う様子は、まるで宝石のよう。
固まって、型から取り出した瞬間には「わぁ、きれい!」という歓声と、誇らしげな笑顔を見ることができました。
手で触れて、目で見て、変化に驚く。
そんな五感をフルに使った体験が、子どもたちの心を豊かに育んでいきます。

1週目 小学生クラス:ロウでつくる四角の世界

「先生、難しいよー!」
小学生クラスの教室には、そんな声が響いていました。
今回の挑戦は、粘土でロウの「型」を作ること。
単純な四角に見えて、角をきれいに作るのは至難の業。
みんな、指先に全神経を集中させて、粘土と格闘です。

型ができたら、ロウを流し込みます。
「見て!飴みたい!」「こっちはエメラルドグリーンだ!」
一つひとつのパーツが、まるで宝石のよう。

最後は、箱の中に色とりどりの四角いロウを並べて、透明のロウを入れます。

「難しい」から始まった活動は、「最高にきれい!」という感動で締めくくられました。
簡単にいかないからこそ、面白い。
それが、ものづくりの醍醐味ですね。

2週目:四角から想像してみよう

「ウィーン…」と本格的な音を立てる電動糸鋸に、子どもたちの目は釘付け!
先生がマンツーマンで丁寧にサポートするから、初めてでも大丈夫。
木の板に線を引いて、ゆっくり、慎重に…。真剣な表情で刃先を見つめる姿は、まさに小さな職人さんです。
「自分でできた!」という驚きと達成感が、子どもたちの自信の芽を大きく育てます。
(幼児は3つ、小学生は6つのパーツに挑戦!それぞれの発達段階に合わせたステップで進めます)

切り出した四角いパーツから、自分の作りたい形を想像していきます。
組み合わせながら、頭の中のイメージをどんどん形にしていきます。
試行錯誤を繰り返す中で、「どうすればできるかな?」と考える力が自然と身につきます。

最後の仕上げは、絵の具で彩色です。
パレットの上で自分だけの色をつくり、塗っていくと、作品がみるみるうちにカラフルに!

この活動は、ただ「作る」だけではありません。
【挑戦する勇気・やり遂げる集中力・イメージを形にする創造力】
クノスペは、ものづくりの楽しさを通して、子どもたちが未来を生きるための、豊かでしなやかな心を育みます。

3週目:四角遊び

まずは、透明なシートとキラキラのカラーセロファン遊び。
色の三原色を、体験を通して学んでいきます。
「赤と青を重ねると、紫になった!」「黄色と青で緑だ!」
子どもたちは夢中でセロファンを貼っていきます。
貼ったものははがすこともできるので、じっくりと四角からできる模様を考えていました。

次は、大きな段ボールのキャンバスに、ビニールテープで四角い模様作り。
大きな四角、小さな四角、まっすぐな線、斜めの線。子どもたちの手によって、リズミカルで面白い模様が次々と生まれていきました。

テープで区切られた四角いお部屋を、今度は絵の具で彩ります。
「ここは太陽の色!」「こっちは夜空の色にしようかな」自分のイメージを色で表現する子どもたちの目は真剣そのもの。筆を動かすことに没頭する時間は、集中力と表現力を豊かに育んでくれます。

最後は、みんなが作った段ボールを壁や屋根にして、力を合わせて組み立てます。
天井に、最初に作ったステンドグラスシートを乗せると…あっという間に、世界にひとつだけの「四角いおうち」が完成!
中に入ると、外からの光がカラフルな模様を映し出します。
自分たちで創造した秘密基地で寝転んだり、友達とおしゃべりしたり。つくる喜びと、その世界で遊ぶ楽しさを全身で味わう、最高の時間となりました。
クノスペでは、こうした遊びを通して、枠にとらわれない自由な表現力を育んでいます。

月1クラス:ツリーハウスをつくろう

今回の月1回クラスでは、「ツリーハウス」作りに挑戦しました!
まずは、大きな木を作るところからスタート。
円柱を土台に、自分だけの木を立てていきます。

木の幹ができたら、いよいよハウス作り本番!
教室には、ベニヤ板や段ボール、木の輪切り、丸棒、小枝など、創造力を刺激する材料がたくさん並びます。
子どもたちは目を輝かせながら、思い思いのパーツを手に取り、
「ここにはしごをかけよう!」
「ハンモックでゆらゆらしたいな」
「屋根に鳥さんがとまっていたら素敵だね!」
と、頭の中にある理想のイメージをどんどん膨らませていきました。

あっという間の2時間、驚くほどの集中力で制作に没頭。
試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ、でも確実に理想の形に近づけていきました。

次々とアイディアがうまれ、まだ未完成の子がほとんどでしたので、来月も引き続き制作に取り組みたいと思います。
子どもたちが試行錯誤し、「つくりたい!」という気持ちが形になった、ツリーハウス。
完成をぜひ楽しみにしていてください^^

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