“褒める”より“認める”



私は大学を卒業してから、

4年間、

学童クラブの指導員をしていました。


豊洲にある学童クラブで、

当時、タワーマンションがどんどん建てられ、

それにともない、

子どもたちの数も増えてき…


最終的に、90名の大所帯学童となりました。


といっても、登録は90名、

毎日の平均は70人くらいだったと思います。


その子どもたちをまとめるのは、本当に大変。


話を聞いてもらいたいときに、

どうしたら

静かに前を向いて話しを聞いてもらえるか…


それは

よくできている子を褒めるのです。


みんなの前で

「あ、○○ちゃんはかっこいいなぁ。お話しないで、ちゃんと前を向いている!」

と褒める。


そうすると

どんどんみんな前を向き始める。


拡声器を使って

「話を聞きなさーい!」と

ヒステリックに怒らなくても70人をまとめられる。


そう、

子どもたちは褒められることが大好き。


大人だって褒められたら嬉しいですよね。


子どもを褒めることは悪いことではありません。


がんばったこと

心からすごい!と思ったことに対しては褒めてあげていいと思います。


でも、

子どもが何かをする理由が「褒められたい」という動機だけになってしまったら問題です。


私が学童時代にやっていたのは、まさにこれなのですが…


これが勉強になったらどうでしょう?


子どもにとって勉強をする理由が“褒められたいから”

という外から与えられる動機だけになってしまったら?


遅かれ早かれ、いつかつまずいてしまいます。


勉強を頑張るのは“褒められたいから”ではなく

自分の内面からでてくる欲求であるべきなのです。


その、内面からくる欲求を育てるためには

今、子どもが夢中になっていることを認め、見守ることからはじまります。



虫でも

石ころでも

泥んこ遊びでも

絵本でも

お絵かきでも

些細なことでいいのです。

今、この瞬間にお子さんが夢中になっていることに

そっと寄り添い認めてあげることが大切です。


褒められるのではなく、

認められることで、

子どもの自己肯定感は育まれます。

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