「今の教育は『教える』ことばかりで、子どもの『育ち』が抜け落ちている」
大学時代の恩師の言葉です。
造形活動がその抜け落ちた『育ち』を担うことができる。
私はずっとそう信じてここまできました。
遊んでいるとき、ものを作っているとき、
子どもの頭はフル回転しています。
様々な情報を吸収し、
それを作るという作業でアウトプットしていきます。
音を聞き、手で触れ、全身で感じ、表現していきます。
レッスン中に、以前使ったことのある素材がでてきても、
子どもたちはやったことある、知っている、とは言いません。
なぜなら「やったことがある」ことでも、
また新しい発見や面白いことを自分で見つけられると知っているから。
毎回出会うことのできる新しい発見
毎回出会うことのできる面白いこと
その刺激が子どもたちの創作意欲をかきたて、
集中力を養っていきます。
ものづくりは受け身では絶対にできません。
自ら感じ、考え、工夫し、手を動かさないといけません。
だから、
自分で考え行動する癖がつきます。
試行錯誤することができます。
目を輝かせて遊び、
真剣な表情でものづくりを楽しみ、
ものづくりを通して成長していく…
そんな子どもたちを見るのが私の喜びでもあります。
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