クノスペのレッスン内容は
コンセプトやねらいをしっかりと決めます。
でないと、何をやっているかわからなくなってしまうから。
そして、年齢に応じてレッスンの流れを決めます。
でも、頭の中では何パターンもあって。
その場の空気で流れを決めていきます。
こちらの用意がきちんとできていて、
想定外の流れにも対応できるスキルがあれば、
必ず子どもの創造力は大人の想像を超えていきます。
型をつくって、
型にはめない。
これがポイント。
型なんて必要ないなんていう人もいるけれど、
たった1時間から1時間半の間の限られた時間を有効に使うために、
そして、どんな子にも造形活動が平等であるために、
洗練された型が必要なのだと思います。
上の写真は年中さんが作った作品。
普段はほとんど工作などはしないそうです。
でも、レッスン中は夢中になって粘土の感触を楽しみ、
目を輝かせて制作をしていました。
そして、迫力ある作品が出来上がりました!
その子は、やりきった顔をして帰っていきました。
こんなに楽しそうなのに、普段はなぜしないのか?
それは「面白い!」という発見がないから。
もともと絵や工作が好きな子は自分か“ものづくり”を極めていきます。
でも、そうじゃない子はちょっとやって終わりになってしまう…
本当にもったいないと思います。
型があればどんな子も造形活動を楽しめます。
型というと、
手順とか、作り方を連想してしまいますが、そうではありません。
型は、その日にやる造形活動のねらい。
それから、それを最大限に表現できる素材や表現方法を決めることです。
そこから飛びだすのは大歓迎。
むしろそうなって欲しい。
創造力を伸ばすためには、自由であることが一番だと思われがちですが…
それって実はかなり難易度が高いです。
ものづくりの経験値が上がらなければ、
“こうしたい”“こんなの作りたい”とならないからです。
「こんなの作ってみる?」
という提案から
「やってみたい!」となる。
そして、その中から
自分なりの発見や「面白い!」を見つけていく。
まずはそこからです。
ゆっくりゆっくり造形活動の楽しさを伝えていければいいなと思います。
そして、私の想像を超えた作品に出会えることが毎回の楽しみでもあります^^
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